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記事掲載: 2022年08月19日
記事更新: 2022年08月19日
令和4年7月30日(土曜日)から8月7日(日曜日)まで合計8日間
ただし、休館日(8月2日(月曜日))を除く
高知大学 1名
愛媛大学 1名
京都工芸繊維大学 1名
信州大学 1名
東京農業大学 1名
学芸員より各分野における展示、実演、講座教室、展覧会等について、座学による説明や模擬実演等を行い、学芸員として必要な知識・技能・態度を学んだ。また、学んだ内容を活かし、実習生自らが所属大学にて行っている研究内容を紙芝居にし、来館者に読み聞かせをするイベントを行った。以下に、一部を紹介する。
講座事業のひとつであるロボット教室について、その変遷を学芸員から学び、教室参加者のサポートを行った。実習生は、教室参加者の小学生と一緒にプログラミングに取り組み、ロボットの動きからプログラムをどのように修正すればいいか、一緒に考える様子が伺えた。
人体に関するワークショップを来館者向けに行った。演示者、参加者サポート、呼び込みなどそれぞれの役目を実習生が交代で行い、参加者が楽しく人体の不思議に触れるお手伝いを行った。実施前後に学芸員の指導のもと、目標設定や振り返りを行った。
実習生が自身の研究内容の紙芝居を制作し、来館者に対する読み聞かせを行った。今年は5名の実習生の専門分野がバラバラであったため、制作から実施まで実に面白く取り組んでいた。制作では、実習生同士がそれぞれの研究へ質問し、一般の方でも分かるようにストーリーや難しい科学用語の伝え方などを検討し合った。実施では、さまざまな来館者に対してどのように伝えればいいか四苦八苦しながら、2時間という短い時間の中で成長する様子が伺えた。実習生からは、自分で作ったものを実際に来館者に伝えることがいかに難しいかよく分かり、とてもいい学びになったと感想をもらった。
写真1 学芸員(物理)による実習
写真2 学芸員(人体)による実習
写真3 イベント企画「博物館実習生による科学紙芝居」