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記事掲載: 2021年09月18日
記事更新: 2022年04月01日
令和3年7月30日(金曜日)から8月7日(土曜日)まで合計8日間
ただし、休館日(8月2日(月曜日))を除く
岐阜大学大学院 連合農学研究科 1名
滋賀県立大学 環境科学部 1名
東京農業大学 地域環境科学部 1名
三重大学 生物資源学部 1名
学芸員より各分野における展示、実演、講座教室、展覧会等について、座学による説明や模擬実演等を行い、学芸員として必要な知識・技能・態度を学んだ。また、学んだ内容を活かし、実習生自らが所属大学にて行っている研究内容を紙芝居にし、来館者に読み聞かせをするイベントを行った。以下に、一部を紹介する。
(1)学芸員(生命科学)による実習
学芸員が生命科学分野の常設展示について、コンセプトや展示の狙い等を説明し、その上で各展示品の改善点や新規展示品のアイデアなどを発表し合うグループワークを行った。実習生からは、自身の研究や経験に基づくアイデアを反映した改善点などが提案され、それに対し学芸員からは、展示の裏話や国内海外の博物館・科学館の事例などを交え回答・評価を行った。
(2)学芸員(化学)による実習
サイエンスショーについて解説と模擬実演を行った。解説では、サイエンスショー制作におけるポイントを解説した。また、模擬実演では、簡易な実験をその場で練習し、他の実習生と撮影用のカメラを前に演示を行った。その後、録画した映像を見ながら実験の振る舞いや発声、言葉選び、目線、身振りなど演示について全員で評価をしあった。
(3)イベント企画「博物館実習生による科学紙芝居」
実習生が自身の研究内容を紙芝居にし、来館者に対する読み聞かせを行った。紙芝居は、大人から子どもまでが楽しめるような難易度にするなどの工夫を施すようにし、また読み聞かせも淡々としたトークではなくワクワクするような演示を心がけた。参加者は楽しそうに紙芝居を聞き、中には実習生全員の紙芝居を聞いた参加者もいた。
実習生は、紙芝居の準備もさることながら、様々な参加者に内容を伝えることはとても難しいと感じながらも、実習を通して学んだことを活かし演示を行っていた。
写真1 学芸員(生命科学)による実習
写真2 学芸員(天文)による実習
写真3 イベント企画「博物館実習生による科学紙芝居」