名古屋市科学館

TOP(科学館について) > 博物館実習 > 各年度の博物館実習 > 令和6年度 博物館実習の申込みについて

令和6年度 博物館実習の申込みについて

博物館実習のご案内

名古屋市科学館以下、当館)では、学芸員資格の取得をめざす方のために、博物館法施行規則第1条に定められた博物館実習以下、実習)を行っています。

1 目的

この実習は、生涯学習の場である当館の役割を理解し、生涯学習の手法について 学び、学芸員としての知識・技能・態度を身につけることを目的としています。

2 対象

以下の全ての条件を満たす者とします。

(1)大学生または大学院生(以下、在学生)、もしくは学士の資格を有する者(以下、既卒者)で学芸員資格の取得をめざす者。ただし、理工系もしくは自然科学系のテーマを研究する者に限る。

(2)実習受講時4年生以上(大学院を含む)もしくは既卒者で学芸員資格取得のため大学に在籍し、「博物館実習」の科目を受講している者。

(3)現在在籍する大学より推薦される者。

(4)実習の取り組みのための十分な意欲・熱意・創造力を持ち、原則として全日程参加できる者。

(5)「博物館に関する科目」のうち、「博物館実習」以外のすべての科目を実習開始までに単位取得済みもしくは実習実施年度末までに取得見込みの者。

3 実習期間

令和6年7月27日(土曜日)から8月4日(日曜日)

うち休館日(7月29日)を除く8日間

4 内容

当館学芸員の指導のもと、各種事業の企画・運営に参加し、博物館における学芸員としての知識・技能・態度を身につけていただきます。

5 実習時間

午前9時から午後5時30分まで。ただし、実習内容により若干変更する可能性があります。

6 定員

12名程度(ただし、同大学からの受入定員を2名までとする。)

7 費用

館及び名古屋市への負担はありません。ただし、実習で使用する文具等(A3スケッチブックなど)を自己調達していただきます。また、実習中有効な保険(補償内容に損害賠償を含むもの)に加入しておいてください。

8 課題

実習開始前の事前課題と、日々の実習日誌や課題の提出があります。詳細は受講決定後に通知します。

9 申し込みの流れ

(1)仮申込書(様式1)に必要事項を記入し、大学事務担当者からメール添付にて下記連絡先まで送付してください。1週間以内に実習担当者から仮申込受付をメールにて連絡します。(受付メールが送られてこない場合は、お手数ですが当館実習担当者までお電話をお願いします。)

※この時点では正式依頼状を送らないでください。

jisshu(アットマーク)ncsm.city.nagoya.jp

 ((アットマーク)を @ に置き換えて送信してください。)

(2) 当館で選考を行い、結果について大学事務担当者に6月7日(金曜日)までに通知します。

(3) 選考結果の連絡後大学事務担当者から当館へ、大学発行の正式な依頼状および当館指定の必要書類(★)をお送りください。

(4) 当館から大学事務担当者へ、受講許可を通知します。

(5) 大学事務担当者は、実習生に通知してください。

(★)正式申込に必要な書類等

 1)当館館長 大路樹生 あての大学発行の正式な依頼状(学長等名)
 2)正式申込書(様式2)
 3)個票(様式3)
 4)封筒2通(定型郵便84円切手貼付)(各大学指定封筒でも可)
  ・1通:承諾書送付用(宛名:大学事務担当者)
  ・1通:修了書、評価票等送付用(宛名:大学事務担当者) 
 5)(既卒者のみ)大学での卒業と当該大学での理工系もしくは自然科学系の科目及び博物館に関する科目の単位取得を証明する書類
 ※書類等により取得した申込者の個人情報は、実習に関する連絡および円滑な実施のためにのみ使用します。

10 仮申込期間

令和6年4月23日(火曜日)から5月16日(木曜日)

11 連絡先

郵便番号

460-0008

住所

愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号

名古屋市科学館 博物館実習担当

電話番号

052-201-4486

ファックス番号

052-203-0788

 

PDF名古屋市科学館令和6年度博物館実習要領(PDF:97 KB)

excel_icon.png様式1:仮申込書(Excel:16 KB)

PDF様式2:正式申込書(PDF:140 KB)

PDF様式3:実習生個票(PDF:118 KB)

 

名古屋市科学館の博物館実習に関する諸注意

1 事務手続き全般について

確実な事務連絡のため、当館との事務手続きはすべて事務担当者の方を通じて行います。学生本人や実習指導者が直接当館に書類送付などすることのないよう、ご注意ください。

なお、連絡はメールで行いますので「@ncsm.city.nagoya.jp」からのメール受信が可能な設定をお願いします。

2 「博物館に関する科目」について

当館での実習は「博物館に関する科目」を全科目(実習は除く)履修済み、もしくは履修見込みの方を対象としています。実務実習までに一般的な知識を身につけておいていただくためです。

3 仮申込について

(1)提出していただくのは「仮申込書」のみです。正式依頼状を送付しないでください。

(2)当館から選考結果を受け取った後に正式申込を改めてお願いします。なお、希望者記入内容の最終チェック及び複写の保管もお願いします。

(3)定員に対して申し込みが多数の場合、より多くの大学からの受け入れを確保するため、同大学から受入できる人数を最大2名としていますのでご注意ください。

4 正式申込について

大学の通常の連絡先に連絡ができない場合(週末や夜間等)の緊急連絡の方法について必ず記載してください。なお、希望者の記入内容の最終チェック及び複写の保管、研究指導者(在学生)と実習指導者への複写の配布もお願いします。

5 実習日誌について

大学事務担当者は、実習日誌が日数分ない場合、実習参加者に複数の実習日誌を持参させてください。

 

名古屋市科学館の博物館実習についてよくある問い合わせ

1)参加希望の方ご本人

実習申込前の経験について
Q. 実習申込前に、特にやっておくとよいことがありますか?

A. 参加前に他の博物館施設をできるだけ多く見学しておかれると、実習時に比較する事ができ理解しやすいです。また、見学だけでなく博物館施設が実施しているプログラムに参加することも大変重要な経験となりますので、機会があればぜひ体験してから参加してください。

申込について
Q. 理工系および自然科学系でない研究テーマですが、貴館での実習を希望しています。申込を受け付けていただけますか?

A. 申し訳ありませんが、当館では理工系および自然科学系の研究テーマの方だけに申込を限らせていただいています。当館学芸員の活動内容は、理工や自然科学の知識が求められるものばかりです。また、理工系および自然科学系の学芸員養成の機会提供をすることは科学館の使命と考えております。以上のような理由から、他の研究テーマの方はご遠慮ください。万一、仮申込をされても、正式受け入れはできません。なお、ご自身の研究テーマが理工系および自然科学系に該当するか判断できない場合は、当館実習担当者までご相談ください。

Q. 3年生ですが申し込めますか?

A. 実習対象学年は4年生以上です。多くの大学で4年生であれば卒業研究等、一定の理工系もしくは自然科学系の学習を始めることと、「博物館に関する科目」の実習以外のほぼ全科目について単位取得もしくは履修をすることが無理ではないことによります。

Q. 申込をする大学の制限や優先はありますか?

A. 地域による制限はありません。また特定の大学を優先することもありません。ただし、より多くの大学から実習生を受け入れるため、同大学の受入人数を最大2名としています。ご了承ください。

実習内容について
Q. 実習の内容を教えてください。

A. 当館は「科学館」ですので、学芸員の業務内容も他の博物館施設とは異なるものが多いと感じます。そのため、普及啓発事業の企画や運営、展示品の企画や改修等については様々な分野について学ぶことができますが、一方で資料の収集・保存や扱い等の実習はありません。ご自身が目指す学芸員像に照らし合わせ、どの博物館施設で実習を希望するか検討してください。
なお、当館ウェブサイト「各年度の博物館実習」にて、近年の実習成果を公開していますので、参考にしてください。

Q. どのような心構えで参加すればよいかアドバイスをいただけますか?

A. 当館の基本理念の一つに「科学の原理と応用を理解し、そのおもしろさ、楽しさを知っていただく。」(当館ウェブサイトに掲載されています。)とあります。そのために求められることはたくさんありますが、大切なことの一つは「来館者に楽しんでいただくためには、自分自身が楽しく実習に参加する事」だと考えます。まずは「楽しむ気持ち」を持って参加していただきたいと思います。

日程や実習期間について
Q. 実習時期は変更していただけませんか?

A. 実習時期の変更はできなく、また原則欠席も認めません。実習期間の全内容に参加することで当館の実習に参加したこととなります。ただし特殊事情のある場合や、実習日数の補填(開催は8日間ですが特別課題を課すことで1~2日間相当の当館実習とみなすこと)などについては、大学事務担当者もしくは緊急の場合は実習生から連絡し相談してください。

Q. 服装について教えてください。

A. 大学の指示に従ってください。なお、展示室を動き回る事や薬品を扱う実験教室に従事することもあるため、動きやすく安全な服装(靴を含む)をおすすめします。

Q. 持ち物について教えてください。

A. 実習日誌記入のため筆記用具を持参してください。またパソコンやタブレットなどの持ち込みも可能ですが、インターネット環境はありません。また印刷等もできませんのでご了承ください。これ以外で実習に必要なものは受講決定後にお知らせします。

Q. 実習時間が終わった後や、実習のない休館日などに他の実習に行けるでしょうか?

A. 制限はしていませんが、大学の実習指導者や事務担当者とよく相談してください。

2)大学実習指導者・事務担当者

Q. 各種のご相談を個別に参加希望者または実習指導者がお電話していいでしょうか?

A.参加希望の方や指導者の方ご本人が問い合わせいただくのはかまいません。直接お話した方がわかりやすい場合もあると思います。

Q. 実習指導者と研究の指導者が違いますが何か支障はありますか?

A. 特に問題ありませんが、研究の指導者の方にも博物館学芸員資格取得のための実習参加に対してご理解いただけるよう、仮申込書と正式申込書の複写をお渡しいただきご連絡をお願いします。また実習の中で参加者自身の研究テーマについて発表する場面がありますので、総合的なご指導をいただけるようご連絡をお願いします。

Q. 実習前から実習中、実習後の打ち合わせや現地確認は必要ですか?

A.特に必要ありません。もし館内見学をご希望の際は事前に日時等をお知らせください。

Q. 実習参加前の指導で特に注意すべきことがありますか?

A. 参加した前と後で、学芸員や博物館施設に対する理解や考えがどのように変化したかが振り返られるような事前指導を行っていただけると、より深い実習につながると考えます。また、実習までになるべく多くの博物館施設を訪れ、来館者の目線と職員の目線の両方で施設を見学することをお勧めいただければ幸いです。

Q. 実習参加後の指導で特に注意すべきことがありますか?

A.参加後に他施設での実習参加者と実習の報告発表会を行っていただくと、他の施設の学芸員についても勉強になります。可能でしたら、レポートだけでなくそういう場も設定してくださるようお願いいたします。また、報告会の様子等をお知らせいただければ幸いです。

▲ページ先頭へ