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世界初! AIが描く 天の川銀河のガス雲分布:約14万個の「星の誕生候補地」を推定

 当館の河野 樹人 学芸員が共同研究として参加し、大阪公立大学の藤田 真司 客員研究員(東京大学大学院理学系研究科 特任研究員)を中心とした国立天文台、核融合科学研究所、福井工業大学、理化学研究所などからなる共同研究チームは、国立天文台野辺山45m 宇宙電波望遠鏡によって詳細に観測された天の川銀河の一酸化炭素分子の大規模データから、星の原料となる星間分子ガス雲を約14万個同定しました。
 そして、人工知能 (AI)を活用することで、それらの距離を推定し、世界で最も詳細に銀河円盤の星間分子ガス雲の分布を描き出すことに成功しました (図1)。

 

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図1: 人工知能によって推定された天の川銀河の分子ガス雲の分布

 

今回の研究では、天文学と異分野の研究者の協力が、画期的な成果に結びつきました。詳しくは以下のリリース記事をご覧ください。当館学芸員が作成した模式図が掲載されています。
# 大阪公立大学
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-04010.html

そして、当館プラネタリウムの2月のテーマは「電波天文学最前線」 です。
この成果を含めて、その最先端をプラネタリウムで詳しく紹介していますので、ぜひご期待ください!

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