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化石を守る〝タイムカプセル〟「コンクリーション(ノジュール)」の形成メカニズムを当館学芸員が参加する研究グループが解明。

 当館企画調査委員で名古屋大学博物館の吉田英一教授が中心となり、当館の西本昌司主任学芸員が参加する研究グループが、化石を含む通称「ノジュール」と呼ばれる炭酸カルシウムの球状塊「コンクリーション」の形成メカニズムを解明し、英国「nature」社発行の国際学術誌「Sceintific Report」電子版に掲載されました。
 地層の中から出てくる炭酸カルシウムのかたまり(コンクリーション)は、「ノジュール」と呼ばれ、保存状態の良い化石が見つかることが多いことから化石収集家の間でよく知られています。富山市八尾地域から見つかったコンクリーションはツノガイ貝殻の口のまわりにできた独特の形状で、コンクリーションの形成に軟体部が関係していることを示しています。
 このコンクリーションについて、鉱物学的・地球化学的な分析を行った結果、ツノガイの死後、すみやかに固まってしまうことで、まるで〝タイムカプセル〟のように化石が保存されることがわかりました。炭酸カルシウムの沈殿により固化する時間は、わずか数週間〜数ヶ月以内だと推定されます。詳しくは、名古屋大学によるプレスリリースと掲載誌(英文)をご覧ください。
 なお、当館生命館2階「発見処」にて、この研究に使われたツノガイ化石を含むコンクリーションを展示しています。

 

・名古屋大学のリリース→http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20150910num.pdf

・論文(英文)→http://www.nature.com/articles/srep14123
・写真:ツノガイ化石を含む「コンクリーション(ノジュール)」


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