科学館を利用する > 利用案内 > お知らせ > B6型蒸気機関車整備ボランティアの活動13回目
記事掲載: 2015年06月16日
平成27年度13回目のB6型蒸気機関車の整備活動の報告です。
今回は6月14日(日)の活動です。今日はそれほど暑くもなく作業が進みました。
今年、一番重要な作業を来月に予定しています。それは蒸気機関車の上部に附属している「加減弁」の調査です。加減弁は蒸気機関車の車輪を回すためのピストン・シリンダーに送り込む蒸気の量をコントロールする重要な部品。大きなドーム形状をした蓋の中に「蒸気溜まり」というこれまたドーム状の部品があり、その内部に加減弁があります。加減弁が作動しないと蒸気機関車のスピードコントロールができません。
来月は「蓋」を取り外して、「蒸気溜まり」のネジを外して、「加減弁」の調査をする予定で、そのために両側に足場を組んで作業します。今日はその準備として少しだけ蓋を開けて、蒸気溜まりのネジが外れるかテストしました。相当に錆び付いていますが、昨年末に注油したことが功を奏し、何とか外すことができました。これで来月の作業もできる見込みが立ちました。
前回の調査で錆びて穴が空き、パイプの機能を果たしていないことが分かっていた「砂まき装置」のパイプを新たにつなぎ直す加工を施しました。
後部のヘッドライトを取り外し、内部の錆落としを行いました。電球を付けるソケットが無くて、次回にソケットを取り付けることにしました。
その他、周囲の清掃と下部にもぐって固着している偏心棒のリンク機構を動かせるようにいろいろと試してみましたが、今日のところは成果があがりませんでした。なかなか大変です。なお、本日は作業と並行して行った運転席公開で227名の方に見学していただきました。
次回は7月11日(土)と12日(日)に足場を組んで作業を行いますので、運転席の公開は行いません。少し遠くから作業の様子をご覧いただくことはできます。天候によっては作業日が変更となる可能性があります。
写真1 上部の蓋を開けているところ
写真2 蒸気溜まりのネジを外している この様にサビサビ!
写真3 加工して持ってきていただいた「砂まき装置」パイプ
写真4 砂まき装置パイプの取り付け
写真5 蒸気機関車の後部 ランプを外してある
写真6 取り外して整備中の後部ランプ
写真7 周囲の清掃と下部の作業を指示しているところ
写真8 内部で作業しているところ
https://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/visitors_guide/information/2015/b612.html
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