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記事掲載: 2025年08月31日
記事更新: 2025年08月31日
令和7年7月26日(土曜日)から8月3日(日曜日)まで合計8日間
ただし、休館日(7月28日(月曜日))を除く
愛媛大学 1名
鹿児島大学 1名
岐阜大学 2名
甲南大学 1名
信州大学 2名
東京大学 1名
名古屋芸術大学 1名
日本大学 1名
人間環境大学 1名
北海道大学 2名
三重大学 1名
宮崎大学 1名
名城大学 2名
合計17名
学芸員より各分野における展示、実演、講座教室事業、展覧会等について座学による説明や模擬実演等を行ない、学芸員として必要な知識・技能・態度を学んだ。また学んだ内容を活かし、実習生が所属大学にて行なっている自身の研究内容を紙芝居にし、来館者に読み聞かせを行なった。以下に、一部を紹介する。
情報科学分野における常設展示の制作例として、スーパーコンピューター「京」の展示化について説明を受けた。その後、展覧会事業について説明を受け、課題として自身の研究内容をテーマにした展覧会の企画書を作成した。他の実習生と意見を交わしながら、来場者が「展示を見た後に残ること」を明確にし、タイトルや展示品、パネルなどを検討し企画書を作成した。
地学分野の展示品がある生命館2階及び理工館6階を見学し、展示品そのものや展示手法、展示配置などから学芸員の意図やこだわりを推測する課題を行なった。展示を見学した後、各グループが注目した展示品について推測した意図やこだわりを発表し、それに対し学芸員がコメントを返した。
実習生が自身の研究内容をわかりやすく紹介する紙芝居を制作し、来館者へ読み聞かせを行なった。紙芝居は、研究背景、実際に自分で行っている実験や調査の様子、今後の展望などをストーリーとし、子どもも楽しく理解できるよう専門用語はなるべく抑えるなど工夫を施し制作した。実習生同士で読み聞かせの練習を行ない、話し方やスピードなど伝わりやすい工夫について意見を出し合った。イベント当日は、幼児から小学生、大学生や一般の方と様々な方が会場に足を運んでくださり、来館者に合わせて読み聞かせの難易度を変えながら実演していた。
写真1 学芸員(地学)による実習
写真2 学芸員(天文)による実習
写真3 イベント企画「博物館実習生による科学紙芝居」