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記事掲載: 2024年08月23日
記事更新: 2024年08月23日
令和6年7月27日(土曜日)から8月4日(日曜日)まで合計8日間
ただし、休館日(7月29日(月曜日))を除く
愛媛大学 2名
岐阜大学 1名
工学院大学 1名
埼玉大学 1名
中部大学 2名
東海大学 1名
東京大学 1名
東京都市大学 1名
東京学芸大学 1名
名古屋芸術大学 1名
日本女子大学 1名
北海道大学 2名
名城大学 1名
琉球大学 2名
合計18名
学芸員より各分野における展示、実演、講座教室事業、展覧会等について座学による説明や模擬実演等を行ない、学芸員として必要な知識・技能・態度を学んだ。また学んだ内容を活かし、実習生が所属大学にて行なっている自身の研究内容を紙芝居にし、来館者に読み聞かせするイベントを行なった。以下に、一部を紹介する。
生命館5階「生命のひみつ」の展示品から着想を得て、ミュージアムグッズ及びカフェの新商品及びメニューを発案する実習を行なった。単に売れる面白い商品の開発ではなく、学術的な側面をどのようにして商品に取り入れるかを念頭に置いた学芸員らしい商品開発を実習生同士で意見を出し合って行なった。DNAクッキーや細胞カレーなど発想豊かな商品が提案された。
科学館を支えるスタッフは学芸員だけではなく、総務課の職員や、展示品維持管理、受付、警備、清掃などの専門スタッフがいるが、来館者へサイエンスショーや大型ラボの実演を行なう運営員(運営補助員)も重要な役割を担っている。実習生は、運営員がどのようなことに気をつけ、どのような想いで実演を行なっているか、見学と質疑を通して学んだ。
実習生が自身の研究内容をわかりやすく紹介する紙芝居を制作し、来館者へ読み聞かせを行なった。紙芝居は、研究背景、実際に自分で行なっている実験や調査の様子、今後の展望などをストーリーとし、子どもも楽しく理解できるよう専門用語はなるべく抑えるなど工夫を施し制作した。また実習生同士で読み聞かせの練習を行ない、話し方やスピードなど伝わりやすい工夫について意見を出し合った。イベント当日は、幼児から小学生、一般の方と様々な方が会場に足を運んでくださり、来館者に合わせて読み聞かせの難易度を変えながら実演していた。
写真1 学芸員(生命科学)による実習
写真2 運営員による大型ラボ等の実演見学
写真3 イベント企画「博物館実習生による科学紙芝居」実習生