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2023年ノーベル賞

 

みなさん、こんにちは。学芸員のこうすけです。

 

今年は10月になっても暑いね〜!なんて言っていたら、最近の朝晩は肌寒く感じるぐらいになりましたね。すっかり季節は秋・・・そう、秋といえばノーベル賞です!!!!

先日、自然科学3賞の生理学・医学賞、物理学賞、化学賞が発表されました。

 

今年の生理学・医学賞は、ここ数年の一番の科学トピックと言っても過言ではない新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に関する研究が受賞しました。非常に身近に感じる研究もあれば、物理学賞は「アト秒パルス光」という言葉を初めて聞く人も多いのではないかな?と思うような基礎研究が受賞したり、化学賞では「量子ドット」と聞きなれない言葉ながらも一部のモニターなど実は身近な製品でも使われている技術だったりと、改めてノーベル賞らしさを感じました。

 

さて、今年のノーベル賞についても学芸員が解説するパネルを各賞制作し、生命館地下2階 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室にて10月14日(土)より期間限定で展示する予定です。現在、鋭意制作中ですのでお楽しみに!!

 

 

各賞の詳細は、ノーベル財団の公式サイトで紹介されています。英語で書かれているので読むのはとても大変ですが、よかったらチャレンジしてみてください!!

 

生理学・医学賞

「新型コロナウイルス感染症に対する効果的なmRNAワクチンの開発を可能にしたヌクレオシド塩基修飾に関する発見

"for their discoveries concerning nucleoside base modifications that enabled the development of effective mRNA vaccines against COVID-19"

ノーベル財団公式サイト

 

物理学賞

「物質中の電子ダイナミクスを研究するためのアト秒パルス光の生成に関する実験的手法の業績

"for experimental methods that generate attosecond pulses of light for the study of electron dynamics in matter"

ノーベル財団公式サイト

 

化学賞

「量子ドットの発見と合成

"for the discovery and synthesis of quantum dots"

ノーベル財団公式サイト

 

 

学芸員 山田こうすけ

 

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