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記事掲載: 2026年07月30日
記事更新: 2026年07月30日
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国際宇宙ステーションは高度400kmもの上空を周回しています。ですから、その形が見られる訳ではありませんが、光る点がゆっくりと空を通過していく様子を肉眼で楽しむことができます。見え方は高空を飛ぶ飛行機に似た感じです。ただし点滅を繰り返したりはしません。また、流れ星が光るのは、1秒以下と短時間ですが、国際宇宙ステーションは、数分かけて光の点がゆっくりと空を横切って行きます。
ただし、雲よりもずっと上空ですので、晴れている必要があります。晴れてさえいれば、1等星より明るいので街中でも十分に楽しめます。天候や太陽電池パネルと太陽と自分との位置関係によっては、−2等星(シリウスより明るい)くらいに明るくなるときもありますので、お楽しみに。
名古屋市科学館上空を通過する宇宙ステーション (魚眼レンズ F5 ISO800 4秒露出 28枚合成)
国際宇宙ステーションは自分では光っていません。太陽の光を反射して見えています。約90分で地球を周回する国際宇宙ステーションは昼間にも日本上空を通過していますが、この時には空も明るいので見えません。深夜は、空は暗くなりますが、宇宙ステーションにも日が当たらないので見えません。そこで図のように、宇宙ステーションに日が当たっていて、地上は夜になっている夕方や明け方に見える訳です。ただし、まずは、晴れていないといけません。なぜなら雲の高さはせいぜい10kmですが、宇宙ステーションは400kmもの上空を周回しているからです。

国際宇宙ステーションは頻繁に軌道の修正を行っています。これにより、通過時間帯や方位高度が変わります。さらに条件が良かったはずの日が悪くなったりその反対もあり、通過日が変化したように見える場合もあります。そこで日にちが近くなったところで、方角や高さなどの文字情報を出して、見える日の目安としていただいています。とはいえ、直前に軌道変更が入る場合もありますので、通過予報時刻の10分前には待ち構えているのがオススメです。
きぼうをみようトップページ JAXA公式の予報ページです
宇宙ステーションの高度の変化 縦軸が高度、横軸が年月です
宇宙ステーションの軌道要素 明るく見える通過(可視状態での通過)の予定をチェックできます
インターネットで関連の情報を比較すると、同じ通過を同じ場所から見上げた場合の時刻や方角が少し違う場合があります。これは予報に対するのポリシーの違いです。
地平線付近から昇ってくるような場合は、見え始めは遠くて暗いので地平線から昇る時刻ではなく、見え始めてくるであろう少し遅めの時刻を表記しています。見え終わりも地球の影に入ってすっぱり見えなくなる場合と、遠くに去っていってだんだん見えなくなる場合で、調整をしています。基本、普通に見上げた方にちょうどいいように予報しているのです。
また、空が薄明かりが残る時間帯に、日没から何分経過していればISSが見えるか、太陽からどれだけ離れていれば見えるか、などは天気や空のかすみ具合、標高によっても変わります。インターネット上の予報はサイトによって条件設定に違いがあり、特に日の入り後30分くらいとか、日の出前30分くらいの予報には差が出やすいです。予報では「見えない」とされていても、空の透明度の高い冬場だったり、熟練した人がじっくり眺めれば見えることもあります。