名古屋市科学館

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中秋の名月_2013

IMG_3481_m.jpg「中秋の名月」 2013 9 19 17:52 EOS40D 200mm F2.8 -> F5 1/8秒 ISO400

 

2013年の中秋の名月は9月19日でした。その夜の月の出は17:33。
しばらくしてビルの合間に、ほのかに色づいた名月が昇ってきました。

 

旧暦8月15日の「中秋の名月」に続き、旧暦9月13日にもお月見をする風習があります。
今年の「後の月」は10月17日です。

 

***** 以下は過去の情報を含みます *****

  

201309_meigetsu.jpg 

今月(2013.9)のプラネタリウム一般投影のテーマは「お盆のような月」。そういえば、月がとても大きく見えた時がありませんか? あの、お盆のような大きな月は、実は心のはたらきによるものです。今月の一般投影では、プラネタリウムでのお月見を楽しみながら、月の見え方の不思議を紹介しています。

 

今年の中秋の名月は9月19日(木)。名古屋では17時33分に月が昇ってきます。この時刻は理想的な地平線から昇ってくる計算上の時刻。遠くに山があるだけで、見え始める時刻は遅くなります。さらに一見晴れているように見えても、地平線付近は霞んでいて、少し上に昇らないと見えてこない時も多いですから、すこし気長にお待ちください。なお、中秋の名月は旧暦の8月15日の月という決め事なので、月と地球と太陽が一直線にならぶ実際の満月と最大2日ずれる場合があります。今年の場合は、9月19日の20時13分が計算上の満月で、ぴったりまんまるの名月をご覧いただけます。

 

さて当日の名月もきれいですが、だんだん満ちていく月を眺めるのもまた楽しいです。夜7時過ぎにご覧になると、9月8日頃から細い三日月が西の空に見え始め、だんだん南から東の空に形を変えながら移っていく様子が見られます。これは月が地球のまわりを回っている動きです。名月になるまでの月もぜひお楽しみ下さい。

 

月の大きさについての関連記事はこちらにあります。「月が大きくみえるわけ

 

いつも、本物の月は素敵です。これをきっかけに、時折、月を愛でていただけたらうれしいです。

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300mm望遠レンズ(相当)で撮影した昇ったばかりの赤い月(中秋の名月)

Canon EOS Kiss-D 200mm F2.8 1/6秒 ISO100 2005年9月18日 18:36 距離 36.2万km

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