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金環日食の基本

   金環日食の基本  

 

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日食と月食は、太陽と地球と月の位置関係で起きるという意味では、よく似た天文現象です。太陽と地球の間に月が入って、月の影が地球に落ちるのが日食。月が太陽の反対側に行って、地球の影に月が入るのが月食です。

 

 

 

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 先ほどのような平面の図では、一周ごとに日食や月食が起きてしまいますが、実際にはこの図のように立体交差になっていて、たまにしか日食や月食が起きません。上の図の中央が太陽で、その周囲を地球(緑色)が1年かけて公転しています。右や左の位置の時には日食や月食になりませんが、中央上や中央下の時に 日食や月食が起きます。

 

 

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月の軌道が楕円なので、地球に近い時と遠い時があります。月が地球に近い時には見かけ上大きく見え、太陽を全部隠すことができます。これが皆既日食です。あたりはかなり薄暗くなり、普段は見えていないコロナが広がって見えます。

 

 月が地球から遠い時は、見かけ上小さく見え、太陽を全部隠しきれません。そこで黒く見えている月の周囲に太陽の端がはみ出してぐるりと環を描いて見えます。これが金環日食です。皆既日食と違って辺りはほとんど暗くなりません。また、金環日食は太陽そのものが見えているので、直接見てはいけません。専用の日食メガネを使ったり、木漏れ日などで間接的に観察するのが良いです。(5/9修正 上文中の皆既日食が、皆既月食となっていました。申し訳ありません) 

 

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 今回の 日食の全国での様子です。時刻はそれぞれの地域での最大になる時間です。北限界線と南限界線の帯状の地域が金環日食の見られる範囲です。ただしここから外れても、図のようにとても深い部分日食が楽しめました。

上の図の動画(ハイビジョンムービー)は下記で公開しております。
http://youtu.be/BNxB96uclqI

 

 下は、中部地域での詳細図です。金環日食の中心線が通る焼津、北限界線の内側の名古屋、北限界の外の高山、さらに北に離れた金沢での太陽の形の変化をご覧下さい。金環日食帯の内外で劇的に変わるわけではなく、とても深い部分日食となることにはかわりありません。

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