TOP(科学について調べる) > 天文情報 > > プラネタリウムリニューアル2021
記事掲載: 2021年02月23日
記事更新: 2021年02月23日
プラネタリウムが2011年にリニューアルしてから10年になります。そこで、10年間使ったプロジェクターやスピーカー、コンピューター類を更新しています。また、座席やカーペットもはり替えています。中央の光学式プラネタリウムは40年使う設計ですので外観は変わりませんが、10年目でのメンテナンスを行っています。
更新を機にパノラマプロジェクターの設置位置を中央から外周に変更し、前の方の席からの視界を改善します。また、10年前にはなかった小型高能率のLED照明を設置します。座席のもたれの角度も微調整します。さらに2018年に発表された過去最大の恒星カタログデータを用いた天の川投影機を設置します。
デジタル式プラネタリウムやパノラマシステムなどに使われているプロジェクターは10年で大きく進化しました。コンピューターシステムの更新とも合わせて、以前よりも明るくて高精細な映像をドームに投影することができるようになります。スピーカーや音響システムも一新し、よりクリアで心地よいサウンドになります。
4月から夏休み期間までの一般投影は「リニューアル記念」のサブタイトルをつけて、その時々の天体現象に合わせての専門学芸員による生解説という名古屋市科学館の特徴を保ちつつ、新プラネタリウムシステムの特徴を生かした内容にいたします。
生まれ変わるプラネタリウムにご期待ください。