科学について調べる > 学芸員NOW > 2024年ノーベル賞が発表されました
みなさん、こんにちは。学芸員の山田厚輔です。
10月に入った科学館では、年に一回の科学のお祭り「青少年のための科学の祭典」があり、同日には名古屋芸術大学・ナディアパークと共催した「メディアアートで科学の魅力を伝えてみた!」が開催されたりと科学熱が絶えない科学館ですが、熱いといえばノーベル賞も熱い季節となりました。先日、自然科学3賞の生理学・医学賞、物理学賞、化学賞が発表されましたね。
今年の受賞研究を見てみなさんも感じたと思いますが、「AI(人工知能)」の波がノーベル賞にもやってきました。物理学賞も化学賞もAIに関する内容であり、今後ますます身近になるAIについて、しっかりと理解し活用していくことが我々人類に求められていると感じます。
さて、今年のノーベル賞についても学芸員が解説するパネルを各賞制作し、生命館地下2階 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室にて10月下旬より展示する予定です。現在、鋭意制作中ですのでお楽しみに!!
また12月8日(日曜日)には「2024年ノーベル賞からみる最新研究講演会(仮)」を計画中です。(詳細が決まり次第、科学館公式ウェブサイトにてお知らせします。)
各賞の詳細は、ノーベル財団の公式サイトで紹介されています。英語で書かれているので読むのはとても大変ですが、よかったらチャレンジしてみてください!!
生理学・医学賞
「マイクロRNAとその転写後遺伝子制御の仕組みの発見」
“for the discovery of microRNA and its role in post-transcriptional gene regulation”
物理学賞
「人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にした基礎的発見と発明」
“for foundational discoveries and inventions that enable machine learning with artificial neural networks”
化学賞
「タンパク質の計算による設計・構造予測」
“for computational protein design”
“for protein structure prediction”
学芸員 山田厚輔