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記事掲載: 2013年07月21日
記事更新: 2025年03月17日
★名古屋市立の小中学校で配布されている「夏の生活」「なつのせいかつ」の小学校3年生以上向けの施設紹介のページで、名古屋市科学館の天文展示が紹介されています。いずれも「名古屋市科学館のホームページで検索」となっていますが、名古屋市科学館のトップページには全体の検索機能がありませんし、館内には大変たくさんの展示物があります。
★そこで、場所や展示解説へのリンク、関連の情報をこのページにまとめました。ぜひ名古屋市科学館の天文展示室に来て、実際の展示物をご覧下さい。(図・写真はクリックすると大きくなります)
展示名:星座を形づくる星々 (せいざをかたちづくるほしぼし)
場所:天文館5階「宇宙のすがた」展示室 展示の解説:ここをクリック
★「なつのせいかつ」に載っている図は、夏休みには見えないオリオン座でした。このごろよく見える夏の大三角形の距離は左の図のようになります。展示室には夏の大三角形の展示もありますから、ぜひ見てみましょう。ベガやアルタイルに比べて、デネブがいかに遠いかを展示室で感じて下さい。
★展示室で見た星をぜひ本当の空で見上げてみましょう。この時期の星の図はこちらです。
★また8月中旬にはペルセウス座流星群が見られます。
展示名:ツァイスIV型プラネタリウム
場所:天文館5階「宇宙のすがた」展示室 展示の解説:ここをクリック
★展示室には3年前まで活躍していたツァイスIV(4)型プラネタリウムがあります。電球や星座絵の原板なども展示してあります。さらに今までは見ることができなかったコンソール(操作するところ)も一緒に展示しています。
★ツァイスIV型プラネタリウムの周囲には、プラネタリウムの仕組みの解説図もあります。昔からのIV型の仕組み、新しいIX(9)型の仕組みを見てみましょう。
★新しいツァイスIX(9)型プラネタリウムは、天文館6Fのプラネタリウムドームにあります。こちらはプラネタリウムのチケットを手に入れて見る必要があります。またツァイスIV型はドームではなく展示室にありますから、星空の比較はできません。展示室でツァイスIV型の実物を間近に見たり、新旧プラネタリウムの仕組みの違いを比べて下さい。
★1962年(昭和37年)の市立名古屋科学館(当時の名前)開館式の様子です。この時から、48年間もの長い間、ツァイスIV型は活躍し、1500万人以上の方に星空をご覧いただきました。
★2010年(平成22年)8月。ツァイスIV型の最終投影の時の写真です。新館に移設した後も、電源が入り、すべてのランプや機能が動作するようにして大切に保存しています。