プラネタリウム概要
概要
名古屋市科学館のプラネタリウムは、1962年11月3日に開館しました。2010年8月31日までの48年間に、1500万人以上の方にお越しいただきました。天文館・理工館建て替え工事による休館を経て、2011年3月に新しいプラネタリウムがオープンしました。
新しいプラネタリウムは、限りなく本物に近い星空の再現を目指し、ドーム直径35mという世界一の大きさとクオリティを備えています。プラネタリウム本体や映像機器は新しくなりましたが、星空をじっくり見ながらの専門職員による生解説はそのまま続けています。2011年3月19日の開館から8月末までは、投影時間も少し短めの開館特別番組となります。
2011年9月以降は、今までの50分投影で、毎月テーマを変えるというスタイルに戻ります。そして季節の星やさまざまな天文学の話題を取り上げていきます。
名古屋市科学館のプラネタリウムの投影内容は資料収集から企画、構成、映像の作成、音楽等の編集、コンピュータープログラミング等を、実際に解説をする学芸員の手で行っています。限りなく本物に近い星空と学芸員による生解説をお楽しみください。
プラネタリウム
限りなく本物に近い星空を再現するための「ユニバーサリウムIX型プラネタリウム」(光学式プラネタリウム)と、
コンピュータで計算した星空をプロジェクターで投影し、未来や過去の星空や、
宇宙旅行等も再現できる「スカイマックスDSII」(デジタル式プラネタリウム)が設置されています。
>>「プラネタリウム本機」へ
映像・音響システム
プラネタリウムによる星空に加えて、全天に広がる迫力ある映像を映し出す全天動画システムや、高精細な景色を投影するデジタルパノラマシステム。
レーザー投影システムや補助投影機群等、多くの映像システムが設置されています。
さらに、プラネタリウムという特殊な空間向けに専用設計された音響システムが設置されています。
満天の星を見ながら静かに音楽が流れる時も、解説者の声も、音響的な特殊な処理をして自然に聞こえるようにしているのです。
そして時にはドームの中を音が飛び回ったり、足元から虫の音が聞こえたりという音響演出もお楽しみください。
>>「周辺システム」へ
ドーム
プラネタリウムのドーム内には、ゆったりとした座席を用意しました。
人工皮革張りの大型リクライニングシートは、背が後ろに倒れるだけではなく、シート全体が左右に首をふることにより、大きく広大な星空を自由に見渡していただけるようになっています。
なお、一般投影やキッズアワーでは、座席は指定席(チケットに表示)となります。
旧館の時のように早くから並んでいただく必要はありません。
開演直前まで展示室をお楽しみください。席番号は座席の両脇に表示されています。
>>「ドームマップ」へ
プラネタリウム解説台(コンソール)
解説者が上記のシステム群を操作するのが解説台です。
ここにはシステム群を一元的に統合コントロールするシステムが設置してあります。
また投影時には解説者自身に星が見えていないと、みなさんに星を指し示すことはできません。
そこでコンピューターのモニターを消灯したまま、暗闇の中で必要な操作ができるようにしました。
同様にドーム内の機器類から皆さんの席に漏れる光も最小限にしました。
満天の星を見上げる環境が最優先です。