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展示ガイド

あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室

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展示作品の狙い

 研究者が受ける最高の栄誉の一つと言われるノーベル賞。愛知県と名古屋市にゆかりのあるノーベル賞受賞者はたくさんおられます。
 展示フロア「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」は、当地ゆかりの受賞者の方々それぞれについて、受賞の対象となった研究について解説し、研究にまつわる品々の展示や体験型の展示を通じて理解を深めることができます。また受賞者の方々の生い立ちや人柄、観覧者のみなさまへのメッセージなどをお伝えするフロアとなっています。

知識プラスワン

 2020年までのノーベル賞の物理学賞、化学賞、医学・生理学賞の日本人の受賞は22回、人数は24人(うち2人は受賞時には外国籍)。そのうち6回の受賞・8名の受賞者は、愛知県又は名古屋市内の大学や研究所での研究実績のある方々です。受賞2回についてはそれぞれ2名の受賞者がおられます。「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」には、それら各受賞研究と受賞者の紹介・解説展示の他、大型映像展示、実験ブース、ノーベル賞解説展示があります。
□大型映像展示
 壁面に、高さ4m x 長さ18mの映像を3つのデジタルプロジェクターを用いて投映するものです。あいち・なごやゆかり方々のノーベル賞の受賞について、その内容や鍵となるポイントを解説しています。
□実験ブース
 各受賞対象となった研究にまつわる簡単な実演や実験などを、観覧者の方々に体験していただけます。実施については日によって違いますので、名古屋市科学館ウェブサイトでお確かめ下さい。
□ノーベル賞体験展示
 ノーベル賞の授賞式典は、創設者アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に、スウェーデンのストックホルムで行われます。その期間の約1週間は、街はお祭り気分一色となり、ノーベルウィークと呼ばれています。
 授賞式前、まずノーベル博物館にあるカフェの椅子の裏に、受賞者がサインをするのが慣例となっています。授賞式前日までには受賞記念講演もあります。これは、受賞者自らがその研究の意義や経緯を語るもので、世界中から講演を聞こうと人々がおしよせます。
 いよいよ12月10日はスウェーデン国王から、メダルと賞状を授与される授賞式です。受賞者たちは、正装に身を包み式典にのぞんだあと、晩餐会にも出席します。
 展示「ノーベルウィーク体験」では、各受賞者が椅子の裏に描いたサイン、正装として燕尾服を試着する体験、晩餐会で出たメニューの紹介を行っています。 
□企画展示
 その他、期間限定でノーベル賞にまつわる小展示を行うことがあります。

 


【 参考資料 】

□著者 学芸員 小塩哲朗

 

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